やりたいこと探しがおばあちゃん探しになってしまったキッカケ
私は小学4年生になるまで、
「おばあちゃんにしか心を開けない子供」でした。
学校に行く前は必ず仏壇の前に座り、
「帰ってきてもおばあちゃんが死んでませんように」
「自分が死ぬまでずっとそばにいてくれますように」
と、拝んでました。

どうして、
そこまでおばあちゃんに依存してしまってたのか?
?
私の両親は、よく喧嘩をしてました。
大きな声で怒鳴る父
そんな父に反発をする母

父が母に手がでてしまうこともありました
だから
私はいつも父親に怯えていました。
一緒に暮らしていた祖父母も
二人の喧嘩を止めることもできずに
いつも母に対して申し訳なさそうにしていました
小学3年生くらいかと思いますが、このような出来事がありました
妹は2階で母と同じ布団で一緒に寝ていて
私は1階でおばあちゃんと同じ布団で一緒に寝ていました
私はおばあちゃんが安心でしたし、大好きだったので
その方が良かったのですが
たまに母と3人で寝るときもあったのですが
そんな時
妹が朝方、寝ぼけて私の布団をとってしまったことが
あったのですが、
「寒い!」
けれど、私は布団を取り戻すことをできなかったのです
妹と喧嘩をしてるときにも
「自分は絶対に妹に勝つことはできない!」
と思った瞬間もありました
自分がなんでそうなってしまったのか?
その背景には母の意識が大きかったのだと思います
母はいつも、
「父と離婚しよう」と思っていたようなのです?
?
?しかし、もし離婚してしまったら、
妹は一緒に連れていけるけど、
長男である私は、
父親の元へ置いていく必要がある…
だから、離婚はしたくても自分と離れることもしたくはない
そんな葛藤をしながら母はずっと暮らしていたのです

母からすると妹は、娘という感覚よりも
誰も助けてくれない嫁ぎ先で共に耐えしのぶ唯一の味方だったのです
だから
私は「母は妹を選択している」と思い込んでしまったのです
そして心の中で

「どうせ自分なんかいなくてもいいんだー!!」
と叫んでいたのです(無自覚、無意識で)
そして私は
自分を必要としてくれるおばあちゃんにしか安心できない自分になったのです
